Rebounder Tech Blog

運用している当事者が書く、本番システムの記録。

AI コーディングツールを一通り使って落ち着いた使い分け

公開 読了時間 約2分執筆: Rebounder 開発チーム(当該システムの運用当事者)

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結論

AI コーディングツールは1つに寄せるより、複雑な開発・素早い試作・日常の調べ物で役割を分けたほうが、結果としてコストと精度の両方が安定する。

結論

先に置きます。

用途 使うもの
本気の・複雑な開発 Claude Code(主力)
簡単なアプリをサッと作る Codex
普段の会話・調べ物・画像生成 Gemini
Cursor 役割を譲り、現在はあまり使っていない

一言でいえば「開発の主力は Claude Code、日常の相棒は Gemini」です。

Claude Code — 複雑な開発の主力

ターミナルで動く AI コーディングツールで、込み入った実装を任せてもかなりのところまで面倒を見てくれます。開発の主力はこれになりました。

弱点も正直に書きます。使い込むほどコストが積み上がる感覚があります。実力は文句なしですが、「気にせず使い放題」ではない、というのが体感です。

Cursor — 前の主力

誤解のないように書くと、Cursor が悪くなったわけではありません。当時は普通に主力でした。

後から来たものが十分に強かったので、自然と出番がなくなった、というだけです。

Codex — 素早く形にする

がっつり複雑なものは主力に任せて、ちょっとしたものをサッと形にしたいときに使っています。最初の1つとして勧めるならこれだと思います。

Gemini — 日常の相棒

開発というより日常側です。調べ物と画像生成に使っています。

分けている理由

一本化しないのは、用途によって必要な精度とコストが違うからです。

込み入った実装を強いツールに任せるのは価値がありますが、調べ物や短い試作まで同じもので回すと、費用が実装の難度に比例しなくなります。難しい仕事に高い道具を使うのは合理的でも、簡単な仕事に高い道具を使うのは単に高いだけです。

乗り換えの判断について

振り返ると、乗り換えはいつも「後から来たものが十分に強かったから」で起きていて、「前が悪くなったから」ではありませんでした。

この順序は意識しておく価値があります。**乗り換えの理由を「前のツールが悪い」と説明しはじめたら、たいてい判断が濁っています。**移行にはコストがかかるので、正当化の物語が要るようになるからです。

よくある質問

Q1最初の1つを選ぶなら何がいいですか?

手軽さで選ぶなら、簡単なアプリをサッと形にできるものから入るのが無難です。複雑な実装を任せられるツールは強力ですが、使い込むほどコストが積み上がるので、何に使うかが定まる前に主力にすると費用の見通しが立ちません。

Q2強力なツールに一本化しないのはなぜですか?

用途によって必要な精度とコストが違うためです。込み入った実装は高いツールに任せる価値がありますが、調べ物や短い試作まで同じもので回すと、費用が実装の難度に比例しなくなります。

Q3乗り換えの判断はどうしていますか?

前のツールが悪くなったからではなく、後から来たものが十分に強かったから、という順で起きています。乗り換えの理由を「前が悪い」と説明しはじめたら、たいてい判断が濁っています。